ソーシャルレンディングの基本

【FPが解説】ソーシャルレンディングの元本についてわかりやすく

ソーシャルレンディング投資をしていると、「元本」という言葉が出てきます。

「元本って何?」

と感じている方も多いと思います。そこで、この記事ではファイナンシャルプランナー&ソーシャルレンディング投資家の私がソーシャルレンディングの「元本」について詳しく解説しています。

元本の意味がすぐわかる記事になっているので、ぜひご覧ください。

新人 みのり
新人 みのり
編集長! 元本関係の用語について教えて下さい!
編集長 わさ
編集長 わさ
元本関係の用語は、それぞれ以下のような意味だよ。
 

  • 元本:投資の元手になるお金のこと
  • 元本割れ:手元に返ってくるお金が元本よりも少なくなってしまうこと
  • 元本保証:運用期間すべてで元本割れが起こらないことを保証すること
  • 元本確保:契約満了日(償還日)に元本割れが起こらないことを保証すること
新人 みのり
新人 みのり
なるほど!

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初心者にソーシャルレンディング投資で後悔してほしくない」という思いから、わかりやすく正確な情報発信を心がけています。

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元本とは?


元本とは、投資などにおいて、収益を生み出す元になるお金のことです。ソーシャルレンディングでははじめに投資したお金のことを指します。

たとえば、年利が5%の案件に1年間100万円を投資し、105万円が返ってきた場合には、はじめに投資した100万円が元本になります。

ちなみに、投資により増えた5万円のことは利息と呼びます。

元本に関する用語には、主に元本割れ、元本保証、元本確保があげられます。それぞれ見ていきましょう。

元本割れ

元本割れとは、手元に返ってくるお金が元本よりも少なくなってしまうことです。ソーシャルレンディングの場合、借り手がお金を返せなくなってしまった場合に元本割れが起こることがあります。

たとえば、100万円を投資したが借り手がお金を返せなくなってしまい、95万円しか戻ってこなかった場合、5万円の元本割れが起こったことになります。

誰でも元本割れは歓迎しませんが、元本割れのある可能性がある投資商品はそれだけリターンも大きいという特徴があるため、投資対象としては魅力的です。

元本保証

元本保証とは、運用期間すべてで元本割れが起こらないことを保証することです。たとえば、運用期間が10ヶ月で元本保証のある投資商品に100万円を投資した場合、何ヶ月後に投資をやめてお金を引き出したとしても、必ず100万円以上が返ってきます。

元本が保証されている投資商品はリスクが低いですが、それだけリターンも少ないという特徴があります。

投資には損失がつきものですが、元本保証がある場合、損失が出たらその投資商品を扱っている会社の利益が減ることになります。そのため、投資家へのリターンを少なくすることで会社の利益を守っていることが多いのです。

ちなみに、以下の投資商品では元本保証がある場合があります。

  • 銀行預金
  • 個人向け国債
  • 地方債
  • 個人向け社債
  • 貯蓄型保険
  • 公社債投資信託
編集長 わさ
編集長 わさ
ソーシャルレンディングは元本保証がある投資商品ではないよ!

元本確保

元本確保とは、あらかじめ決められた償還日や契約満了日に限って、元本割れが起こらないことを保証することです。

そのため、元本保証と違って、まだ償還日や契約満了日などではない場合には元本割れをする可能性があります。

途中で投資したお金を引き出すと損をする可能性があるため、元本確保の投資商品に投資する場合には余裕資金を使い、一度投資したら投資期間が終わるまで引き出さないでいることが重要です。

ちなみに、以下の投資商品では元本確保がある場合があります。

  • 投資信託
  • 貯蓄型保険

ソーシャルレンディングで元本割れを避けるための5つのポイント


ソーシャルレンディングで元本割れを避けるためには以下のような5つの対策が重要です。

  1. 信頼できる事業者を選ぶ
  2. 担保や保証がある案件を選ぶ
  3. 分散投資をする
  4. 利回りが高すぎる案件には投資しない
  5. 運用期間が長くない案件を選ぶ

それぞれ見ていきましょう。

①信頼できる事業者を選ぶ

貸し倒れ対策として一番重要なのは、信頼できる事業者を選ぶことです。なぜなら、借り手企業に返済能力があるかどうか審査を行っているのはソーシャルレンディング事業者だからです。

そして、ソーシャルレンディング事業者の中には信頼できる事業者から、詐欺まがいのことをして行政処分を受けた事業者までいます。信頼できる事業者の選び方については以下の記事で詳しく解説しています。

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貸し倒れが起こっていない

貸し倒れを起こしていない事業者がこれからも貸し倒れを起こさないとは限りませんが、これまで貸し倒れを起こしていない実績がある事業者はある程度信頼できます。

貸し倒れを起こしたことがない事業者はたくさんありますが、その中でも特に実績があるのは以下の2社です。

②担保や保証がある案件を選ぶ

ソーシャルレンディングの案件の中には担保や保証がついている案件も多くあります。

担保とは、借り手が返済できなくなった場合に備えて、あらかじめ借り手から提供を受けるモノのことです。担保には不動産などが設定されていることが多いでしょう。

保証とは、お金を借りた人や企業がお金を返せなくなった時に、代わりの第三者が返済をするという約束のことです。

担保や保証がついていると借り手がお金を返せなくなってしまった場合でも、投資したお金を回収できるかもしれないのであったほうが安心です。

 

担保や保証については以下の記事で詳しく解説しています。

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③分散投資をする

分散投資とは、投資対象を多様化させることで投資におけるリスクを減らして安定的に利益を得る方法です。たとえば、分散投資を行わずに1つの案件だけに投資してそこで貸し倒れが起こってしまった場合、投資資金の大半を失ってしまいます。

この時、分散投資を行っていれば失う資金は一部だけで済みます。

ソーシャルレンディングでは投資する案件や事業者は分散させたほうがいいでしょう。分散投資については以下の記事で詳しく解説しています。

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④利回りが高すぎる案件には投資しない

利回りが高い案件はそれだけリスクも高くなります。長期間安定して利益を上げていくためにも、利回りが高すぎる案件投資するかどうかよく考えたほうがいいでしょう。

具体的には、利回りが10%が超えている場合には、普段よりも慎重になるべきです。

⑤運用期間が長くない案件を選ぶ

ソーシャルレンディングの運用期間はさまざまで、1ヶ月の案件もあれば、36ヶ月の案件もあります。ソーシャルレンディングで投資を行うなら運用期間が半年以内の案件がおすすめです。

運用期間が長いほうが再投資の手間が少なくていいのですが、運用期間が長いとそれだけリスクもあります。それは、なにかあった時の対応が遅くなってしまうことです。

たとえば、不動産案件に投資していて不動産業界が大暴落を起こしてしまった場合、運用期間が短期ならすぐに不動産案件から引きあげることができますが、長期の場合には対応がとても遅くなってしまいます。

また、ソーシャルレンディングは歴史が浅く、この先、法律改革や制度改正で業界の状況が大きく変わる可能性もあります。そのような時にも、運用期間が長い案件で投資を行っているとすぐに対応することができません。

 

運用期間が短いと急にお金が必要になった時に、比較的短期間でお金を用意することもできます。

まとめ

元本関係の用語にはそれぞれ以下のような意味があります。

  • 元本:投資の元手になるお金のこと
  • 元本割れ:手元に返ってくるお金が元本よりも少なくなってしまうこと
  • 元本保証:運用期間すべてで元本割れが起こらないことを保証すること
  • 元本確保:契約満了日(償還日)に元本割れが起こらないことを保証すること

そして、ソーシャルレンディングで元本割れを避けるためには以下のような5つの対策が役に立ちます。

  1. 信頼できる事業者を選ぶ
  2. 担保や保証がある案件を選ぶ
  3. 分散投資をする
  4. 利回りが高すぎる案件には投資しない
  5. 運用期間が長くない案件を選ぶ
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