こんにちは、ファイナンシャルプランナー&ソーシャルレンディング投資家のわさ(@SL_houten)です。
この記事を読みに来た方は以下のような疑問を感じているのではないでしょうか。
「i-Bondってどんなサービスなの?」
「i-Bondって投資する価値あるの?」
そこで、この記事では実際にソーシャルレンディング投資を行っている私がi-Bond(アイボンド)について徹底解析します。
この記事を読めば、i-Bondについて一通り理解できることをお約束します。i-Bondについてすぐわかる概要もあるので、ぜひご一読ください。
それではさっそく、i-Bondがどのようなサービスか見ていきましょう!
SL投資法典はソーシャルレンディング投資家&ファイナンシャル・プランナーのわさが運営するソーシャルレンディング総合サイトです。
「初心者にソーシャルレンディング投資で後悔してほしくない」という思いから、わかりやすく正確な情報発信を心がけています。
※本記事に記載されている情報は、特に断りがない限り、2020年1月現在のものです。
Contents
i-Bondとは?
i-Bondは東証JASDAQ上場のマリオンが運営するサービスです。独特なサービスですが、「不動産クラウドファンディング」という表現が一番近いでしょう。
投資家がi-Bondに投資すると、マリオンはそのお金を不動産で運用し、投資家は年利1.5%の利益が得られます。そして、投資家はいつでも好きな時にi-Bondからお金を引き出せます。投資は1万円から可能です。i-Bondの仕組みを図にすると以下のようになります。
貯預金よりも高い利益が得られ、投資よりもリスクが少ないことから、マリオンはi-Bondを「お金第3の置き場」だと説明しています。
i-Bondの特徴【24の採点基準で分析】
i-Bondには以下のような特徴があります。
- 信頼性
・東証JASDAQに上場している株式会社マリオンが運営
・運用不動産の価格が5%以上下落しなければ損しないので安全性が高い - 投資しやすさ
・基本的にいつでも投資できる
・1万円から投資できる
・いつでも投資したお金を引き出せる - 利回り
・1.5%とかなり低い
i-Bondは1万円から投資でき、いつでもお金を引き出せる不動産クラウドファンディングサービスです。運営元は東証JASDAQ上場なので基盤がしっかりしていますし、運用不動産の価格が5%以上下落しなければ投資家が損をすることはありません。安全性の高い投資方法だと言えるでしょう。
その上、基本的にいつでも投資でき、いつでも投資したお金を引き出すことができます。
ただ、その代わり利回りは1.5%で低めに設定されています。
i-Bondの悪い評判2選
i-Bondは優れたサービスですが、悪い評判もあります。
i-Bondの悪い評判は以下の2つです。
それぞれ見ていきましょう。
悪い評判①:利回りが低い
i-Bondの利回りは1.5%と低めです。
これをほかの不動産クラウドファンディングサービスと比べると以下の表のようになります。
サービス名 | 平均利回り |
---|---|
FANTAS funding | 6.39% |
CREAL | 4.1% |
X-Crowd | 3% |
シーラファンディング | 4.49% |
JOINTOα | 3.86% |
ビットリアルティ | 2.86% |
ASSECLI | 6% |
※2020年1月時点
iBondの利回りは極めて低いことがわかります。
悪い評判②:損失の可能性がある
i-Bondでは損失の可能性が0ではありません。i-Bondはあくまで投資なので、損失の可能性があるのは仕方のないことです。具体的には、以下のような場合に投資家が損をする可能性があります。
- 運用不動産の鑑定価格が5%以上下落した時
- i-Bondを運営するマリオンが倒産した時
ただ、不動産の価格は安定しますし、マリオンは不動産のプロなので運用不動産の価格が5%以上下落することはあまりないでしょう。また、マリオンは黒字ですし、上場企業なのですぐに倒産するとは考えにくいです。
i-Bondの良い評判7選
i-Bondの良い評判は以下の7個です。
それぞれ見ていきましょう。
良い評判①:いつでも買取請求できる
i-Bondの最大の特徴はいつでも投資したお金を引き出せることです。これをi-Bondでは「買取請求」と呼びます。
ほとんどの不動産クラウドファンディングでは投資したお金を自由に引き出せません。
一方、i-Bondではいつでも買取請求できるので、急にお金が必要になった場合でも安心です。買取請求をすれば、5営業日以内に投資したお金が返ってきます。
良い評判②:東証JASDAQ上場企業が運営
i-Bondは東証JASDAQに上場する株式会社マリオンが運営しています。
株式会社マリオンは不動産のプロであり、これまでもマリオンボンドやサラリーマンボンドなど、不動産クラウドファンディングに似たサービスを運営してきた実績があります。
そして、これまでマリオンが運営してきたサラリーマンボンドやマリオンボンドなどで投資家が損したことはありません。
i-Bondはまだ新しいサービスですが、株式会社マリオンには十分な実績があると言えます。
良い評判③:物件情報が明らかにされている
i-Bondでは投資先の物件情報が明らかにされています。
具体的には、以下のような情報が明らかになっています。
- 物件名
- 所在地
- 交通アクセス
- 権利
- 地目
- 地積
- 物件の種類
- 構造
- 賃貸可能戸数
- 延床面積
- 竣工年月
- 用途地域
- PML値
- 鑑定評価額
多くの情報が開示されているので、投資家は自分で選んで投資を行うことができます。ちなみに、i-Bondでは投資した後も随時投資先の物件が追加されていきますが、それを見て「投資をやめよう」と思った場合には、いつでもお金を引き出せます。
良い評判④:5%までの損失はi-Bondが負担
i-Bondでは、5%までの損失はi-Bondが負担します。
具体的には、運用不動産の鑑定評価額の下落が5%以内だった場合は、投資家が損をすることはありません。
その代わり、鑑定評価額が上がっても投資家が得られる利益は1.5%のみになります。
良い評判⑤:1万円から投資できる
i-Bondでは1万円から投資できます。少ない金額でも投資できるので、あまり投資に回せるお金がない人でも安心です。
まずは1万円から投資してみてはいかがでしょうか。
良い評判⑥:(基本的に)いつでも投資できる
i-Bondでは基本的にいつでも投資できます。
もちろん、投資ができるのは募集している時だけなのですが、i-Bondでは募集金額が大きく、いつでもお金を引き出せるため、募集があまり途切れません。
そのため、基本的にはいつでも「投資したい」と思ったタイミングで投資できます。
良い評判⑦:多くの手数料が0円
i-Bondでは多くの手数料が0円なので、得られた利益をあまり減らされずに済みます。
i-Bondでかかる具体的な手数料はコチラからご確認ください。
i-Bondの手数料
i-Bondの手数料は以下のとおりです。
入金手数料 | 投資家負担 |
---|---|
出金手数料 | 投資家負担 |
口座開設手数料 | 0円 |
口座維持手数料 | 0円 |
購入手数料 | 0円 |
運用手数料 | 0円 |
譲渡手数料 | 5,500円(税込) |
名義変更手数料 | 5,500円(税込) |
ちなみに、譲渡手数料や名義変更手数料はi-Bondに投資しているお金を誰かに譲渡する時にかかるものです。
ふつうは入金手数料と出金手数料だけがかかると思っておきましょう。
↑目次に戻る
i-BondのQ&A
この項では、i-Bondに関するQ&Aを掲載しています。
Q. i-Bondで得た利益は確定申告する必要がある?
ほかの副業収入と合わせて、20万円を超えたらおおむね確定申告する必要があります。
確定申告については以下のページで詳しく解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
i-Bondのキャンペーン
i-Bondのキャンペーン情報は以下のとおりです。
現在開催中のキャンペーン
2020年5月3日現在、i-Bondで開催中のキャンペーンはありません。
過去のキャンペーン
i-Bondでは2月1日~3月31日に新規会員登録で1,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされるキャンペーンが行われていました。
また、このキャンペーンでは出資額が10万円以上でなおかつ2020年6月30日時点で出資を継続している場合、さらに1,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
i-Bondの最新ニュース
i-Bondの最新ニュースは以下のとおりです。
2020年4月8日:新型コロナウイルスによるリモートワークの開始
2020年4月8日には新型コロナウイルスの感染拡大により、基本的にリモートワークに移行しました。
2019年5月7日:サービス開始
2019年5月7日にはi-Bondのサービスが開始されました。
i-Bondのその他のニュースに関してはコチラのページをご覧ください。
i-Bondのセミナー情報
i-Bondでは、2020年5月3日現在、開催が予定されているセミナーはありません。
しかし、過去には随時セミナーが開催されていました。セミナーではi-Bondの概要についてわかりやすく説明してくれます。少人数で質問もしやすいセミナーになっているので、i-Bondについてよく理解することができますよ。
i-Bondの始め方3手順
i-Bondは以下の3つの手順で簡単に始めることができます。
- 手順①:会員登録をする
- 手順②:投資家登録をする
- 手順③:登録した住所にウェルカムレターが届く
それぞれ解説します。
手順①:会員登録をする
まずはコチラのリンクからi-Bondの公式ページに飛びます。すると、以下のような場面が出てくるので、赤枠で囲った「新規ユーザー登録」ボタンを押します。
すると、会員登録に必要な情報を入力するページに移動します。すべて入力し、書類に同意したら「同意して次へ」をクリックします。
確認画面が表示されるので、「この内容で登録する」をクリックします。
すると登録したメールアドレスにメールが送られてくるので、記載されているリンクをクリックします。
これで手順①は終わりです。次の手順に移りましょう。
手順②:投資家登録をする
リンクをクリックするとログインページに移動します。登録したメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」をクリックします。
次のページでは投資家登録に必要な情報を入力します。すべて入力したら「次へ」をクリックします。
確認画面が表示されるので、内容に問題がなければ「次へ」をクリックします。
次のページでは本人確認書類をアップロードします。日本国籍の場合、使える本人確認書類は以下のとおりです。
また、外国籍の場合、使える本人確認書類は以下のとおりです。
すべてアップロードしたら「アップロードする」をクリックします。
手順②はこれで終了です。
手順③:登録した住所にウェルカムレターが届く
口座開設に必要な情報を入力し、本人確認書類を提出したら、i-Bondで口座開設の審査が行われます。
無事審査が終わったら登録した住所に本人確認キーが記載されたウェルカムレターが届きます。ウェルカムレターに記載された本人確認キーを入力し、「本人確認キーを登録する」をクリックします。
これで口座開設は完了です。
まとめ:i-Bondはいつでも引き出せる不動産クラウドファンディングサービス
この記事では、東証JASDAQ上場のマリオンが運営する不動産クラウドファンディングサービス、i-Bondについて解説してきました。
i-Bondは以下のような特徴を持つソーシャルレンディング事業者です。
- 信頼性
・東証JASDAQに上場している株式会社マリオンが運営
・運用不動産の価格が5%以上下落しなければ損しないので安全性が高い - 投資しやすさ
・基本的にいつでも投資できる
・1万円から投資できる
・いつでも投資したお金を引き出せる - 利回り
・1.5%とかなり低い
口座開設だけなら無料なので、ぜひ一度i-Bondの公式ページを覗いてみてください。
24の数値化可能な指標を用いてソーシャルレンディング38事業者のランキングを作成しました。
順位 | 事業者名 | 公式 | 利回り | 信頼性 | 投資しやすさ |
---|---|---|---|---|---|
1位 | クラウドバンク | 6.99% | |||
2位 | SBIソーシャルレンディング | 3.82% | |||
3位 | SAMURAI FUND | 7.30% | |||
4位 | オーナーズブック | 4.76% | |||
5位 | クラウドクレジット | 8.91% |