ソーシャルレンディングの基本

【FPが解説】ソーシャルレンディングのメリット・デメリット

ソーシャルレンディングは初心者におすすめの投資方法ですが、以下のように感じている人も多いと思います。

「ソーシャルレンディングのメリットとデメリットって何?」
「メリットとデメリットをよく理解してから投資したい」

そこで、この記事ではファイナンシャルプランナー&ソーシャルレンディング投資家の私が、ソーシャルレンディングのメリットとデメリットについて解説しています。

ソーシャルレンディングのメリットとデメリットについてすぐわかる記事になっているので、ぜひご一読ください。

新人 みのり
新人 みのり
ソーシャルレンディングにはどんなメリットがあるんですか?
編集長 わさ
編集長 わさ
ソーシャルレンディングのメリットは主に以下のとおりだよ。
 

  • 利回りが高い
  • 手軽に投資できる
  • 初心者でも安定的に利益が得られる
  • 少額から投資を始められる
  • 投資家同士が競い合う必要がない
新人 みのり
新人 みのり
デメリットはどうでしょう?
編集長 わさ
編集長 わさ
ソーシャルレンディングのデメリットは以下のとおりだよ。
 

  • 高い利益を出しにくい
  • 流動性が低い
  • お金が返ってこないリスクがある
  • お金が予定どおりに帰ってこないことがある
  • 手数料がかかる
  • 口座が管理しにくい
  • 貸付先の詳細がわからないことがある
新人 みのり
新人 みのり
わたし、もっと深く知りたくなってきました!
編集長 わさ
編集長 わさ
じゃあ詳しく見ていこうか!

SL投資法典はソーシャルレンディング投資家&ファイナンシャル・プランナーのわさが運営するソーシャルレンディング総合サイトです。

初心者にソーシャルレンディング投資で後悔してほしくない」という思いから、わかりやすく正確な情報発信を心がけています。

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ソーシャルレンディングとは?


まずは、そもそもソーシャルレンディングとは何なのか、簡単に解説します。

ソーシャルレンディングとは、お金を運用したい個人とお金が必要な企業を結びつけるサービスです。ソーシャルレンディングでは、個人投資家が簡単にお金を貸しつけることができるのです。

具体的には、ソーシャルレンディング事業者が個人投資家からお金を集め、お金を借りたい企業に貸付を行います。そして、企業が返済を行ったらソーシャルレンディング事業者は個人投資家に元本と利息を返還します。

ソーシャルレンディングはIT技術の発展により生まれた、新しい「お金の貸し方」と言えるでしょう。なお、ソーシャルレンディングの概要については以下の記事で詳しく解説しています。

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ソーシャルレンディングのメリット


ソーシャルレンディングには以下の6つのメリットがあります。

  1. 利回りが高い
  2. 手軽に投資できる
  3. リスクが低い
  4. 初心者でも安定的に利益が得られる
  5. 少額から投資が始められる
  6. 投資家同士が競い合う必要がない

それぞれ見ていきましょう。

利回りが高い

現在、日本で銀行にお金を預けていてもほとんど増えません。たとえば、みずほ銀行の普通預金の金利は0.001%です。

一方、各サービスによって異なりますが、ソーシャルレンディングの金利は平均して8%程度です。この利回りは、複利効果を活用すれば、10年以内に元本が2倍になる計算です。

ちなみに、複利効果とは元本に利息を加えたものが次の元本になっていき、継続的に運用されて元本が膨らんでいく効果のことです。

たとえば、100万円を年利10%で1年間ごとに投資を行っていくとすると、1年目の元本は100万円ですが、1年目の元本はもとの元本に利息を加えた110万円になります。

 

ソーシャルレンディングでは高い利回りが得られるので、「怪しい投資法なのではないか」と疑ってしまう人もいることでしょう。平均8%もの利回りを実現するためには、これを上回る利息を借り手の企業から取る必要があります。

そんな利回りを実現できるのは、財政的には健全でも銀行から融資を受けられない企業が多いからです。日本ではリーマンショック以降、銀行が貸し倒れを恐れて審査を厳しくしました。

その影響で創業年数の浅い企業、少額しか借り入れない企業、借入期間の短い企業などは銀行からお金を借りるのが難しくなりました。

厳しい審査には手間もコストもかかり、得られる利益が少ない場合には、コスパが悪くなってしまうからです。

 

そこに目をつけたのがソーシャルレンディング事業者です。ソーシャルレンディング事業者は企業に返済能力があるかどうかは厳しく審査を行いますが、その他の部分については柔軟です。

このような事情があって、利息が高くてもソーシャルレンディング事業者からお金を借りる企業が多いのです。

手軽に投資できる

ソーシャルレンディング投資はほかの投資と比べて手軽に投資を行うことができます。その手軽は株への投資と比べるとわかりやすいでしょう。

株へ投資を行う場合、以下の情報を集める必要があります。

  1. 相場全体が上がるかどうか
  2. 投資先の成長性はどうか
  3. 投資先に値上がりするような要素はあるか

これらの情報を手に入れて初めて投資を行うことができます。また、株の価格は常に変動していくので、投資した後も定期的に価格をチェックする必要があります。

 

一方、ソーシャルレンディング投資では投資する案件を選んで投資を行えば、運用期間が終わってお金が返ってくるまで何もする必要がありません。

そのため、ソーシャルレンディングはあまり時間がない人でも手軽にできる投資と言えます。

新人 みのり
新人 みのり
ソーシャルレンディングでも案件を選ぶのは大変なんじゃないですか?
編集長 わさ
編集長 わさ
事業者選びにさえ気をつければあとは好みの案件に投資するだけだよ!

慎重に選ぶに越したことはないけど、そこまで神経質にならなくても安定的に利益が得られるのがソーシャルレンディング投資なんだ。

新人 みのり
新人 みのり
それは安心ですね!

リスクが低い

ソーシャルレンディングは利回りが高い投資商品ですが、リスクは抑えられています。

ソーシャルレンディングの最大のリスクは貸し倒れが起こって投資したお金が戻ってこなくなることですが、CROUDPORT社によると、2015~2017年に募集された国内ソーシャルレンディング事業者の貸し倒れ率は1.47%です。

貸し倒れのリスクは事業者選びや案件選びに気をつけることで、さらに抑えることができます。そのため、ソーシャルレンディング投資では安定的に利益を得ていくことができます。

初心者でも安定的に利益が得られる

株やFXなどの投資では価格が常に変動していきます。そのため、頻繁に価格をチェックする必要があります。また、相場が上がるか下がるか判断するには知識と経験が必要です。

このように、株やFXなどの投資で儲けるためには時間も経験も知識も必要です。そのため、株やFXは初心者にはハードルの高い投資方法であり、負け続けて投資をやめてしまう人が多くいます。

一方、ソーシャルレンディングでは価格の変動はありません。そのため、いくら経験があっても投資して得られる利益は初心者と変わりません。

初心者でも安定的に利益を得ることができるのがソーシャルレンディングなのです。

編集長 わさ
編集長 わさ
ただ、知識や経験があったほうが貸し倒れの被害にあうことは少ないよ。

少額から投資が始められる

少額から投資を始められるのもソーシャルレンディングの魅力のひとつです。

毎日の値動きがない投資商品ならソーシャルレンディング以外にもたくさんあります。たとえば、不動産投資では不動産を購入し家賃収入を得るため、値動きは関係ありません。

しかし、不動産投資では不動産を購入するために数百万円~数千万円の初期投資を行う必要があります。この初期投資を上回る利益を得ることができるのは何年も先になるでしょう。最初の数年間は赤字のままなのです。

 

一方、ソーシャルレンディング投資の案件は半年~1年程度のものが多く、初期投資は特に行う必要がありません。そのため、最初から黒字でやっていくことができます。

また、最低投資額は1万円の事業者が多いため、投資に使えるお金が少ない人でも気軽に投資を行うことができます。

投資家同士が競い合う必要がない

株などの値動きのある投資商品では買い手と売り手がいて市場が成り立っています。株ではできるだけ安く買って高く売ると利益が出るので、まだ買ってない人は株の値下がりを期待します。一方、すでに株を買っている人は株の値上がりを期待します。

株の値上がりを期待している人と値下がりを期待している人は「敵」同士と言えるでしょう。このような世界では必ずほかの人をだまして自分の望む値動きにしようとする人が現れます。

たとえば、A社の株を安く買おうとしている人が「A社は業績が落ちているからこれから値下がりするだろう」という嘘の情報を広めれば値が高いうちに売ろうとする人が増え、株価は値下がりします。

そのため、情報には正しいものもありますが、他の人をだますような情報も混在しています。知識のない初心者が正しい情報かどうか判別するのは難しいですし、判別することができるならもはや初心者とは言えません。

ですので、値動きのある投資商品は初心者にとって難易度が高いと言えるでしょう。

 

一方、ソーシャルレンディングは値動きのない投資商品であり、投資家同士が競い合う必要はありません。ほかの人がソーシャルレンディング投資で儲けても、誰かが損するわけではないからです。

むしろみんながソーシャルレンディング投資で儲けて投資する人数が増えていけばソーシャルレンディング業界が活発になり、より投資に適した環境が整備されていくと考えられます。

そのため、ソーシャルレンディングについて意図的に人をだますような情報が発信されていることは極めて少ないと言えるでしょう。

ソーシャルレンディングのデメリット


ソーシャルレンディングには以下の6つのデメリットがあります。

  1. 高い利益を出しにくい
  2. 流動性が低い
  3. お金が返ってこないリスクがある
  4. お金が予定どおりに帰ってこないことがある
  5. 手数料がかかる
  6. 口座が管理しにくい
  7. 貸付先の詳細がわからないことがある

それぞれ見ていきましょう。

高い利益を出しにくい

株などの投資商品はうまくいけば短期間で元手を数倍にすることも可能です。一方、ソーシャルレンディングの利回りは高くても13%程度なので、短期間で大きな利益を得るのは難しいでしょう。

ただ、株などの投資商品は失敗すると短期間のうちに大金を失ってしまいます。一方、ソーシャルレンディングで短期間のうちに大金を失うことは珍しいです。

投資の世界で「低いリスクで高い利益を得られる」ことはありません。もしそのような話があったらそれは詐欺です。ソーシャルレンディングのリスクは高くありませんから、高い利益を出しにくいのはあたりまえの話なのです。

流動性が低い

お金の資金としての利用のしやすさの度合いを流動性と呼びます。たとえば、株は売ればすぐにお金に換えることができるので流動性の高い投資商品です。

一方、ソーシャルレンディングでは一度投資してしまうと、運用期間が終わるまで基本的にお金を引き出すことはできません。そのため、ソーシャルレンディングは流動性が低い投資商品と言えます。

ですので、ソーシャルレンディング投資は生活用資金では行わないようにしましょう。

ちなみに、生活用資金がどのくらい必要かは人によって異なりますが、収入が0でも6か月~1年程度生活できる程度が目安と言われています。

お金が返ってこないリスクがある

お金が返ってこないリスクがあることは、ソーシャルレンディングの最大のデメリットと言えるでしょう。

多くの投資と同じように、ソーシャルレンディングは元本が保証されていない投資商品です。

そのため、借り手企業が倒産などの理由によりお金が返せなくなってしまった場合、利息だけでなく、もともと投資していたお金、つまり元本も失われてしまう可能性があります。

そして、借り手企業が倒産などの理由によりお金が返せなくなってしまった状態のことを貸し倒れと呼びます。ソーシャルレンディングはリスクの少ない投資であり、貸し倒れはそこまで多く起こるものではありません。

とはいえ、貸し倒れが起こるのは確かなので、貸し倒れリスクにはきちんと対策を打っておく必要があるでしょう。

 

ちなみに、借り手が期日になってもお金を返してくれない場合、ソーシャルレンディング事業者はできる限りお金を回収しようと努力します。

具体的には、まず催促を行います。そして、それでも返してくれない場合で、担保や保証がある場合には、その権利を行使してお金を回収します。たとえば、不動産の担保がある場合には、その不動産を売却して資金を回収します。

次に、それでも足りない場合には借り手からお金を返してもらう権利をサービサーという専門業者に売り、個人投資家に返済する資金にします。

ただ、これでも足りない場合、ソーシャルレンディング事業者が自腹を切って個人投資家にお金を返済することはありません。最終的に貸し倒れのリスクは個人投資家が負うことになります。

 

貸し倒れのリスクを減らすためには、何より事業者選びに気をつけることが大切です。借り手企業に返済能力があるかどうか審査を行っているのはソーシャルレンディング事業者だからです。

また、貸し倒れのリスクを減らすためには分散投資を行うことも大切です。

お金が予定通りに返ってこないことがある

ソーシャルレンディング投資では貸し倒れが起こることもありますが、返済が遅れることもあります。逆に返済期限よりも前に返済が行われることもあります。返済が遅れれば運用期間は長くなりますし、早まれば短くなります。

このように、想定と異なる運用期間になってしまうと、運用計画が崩れてしまいます。

ただ、早期に返済されることは悪いことばかりではありません。なぜなら、早期に返済されるということは、借り手企業に高い返済能力があるということだからです。

手数料がかかる

多くの事業者では口座からお金を引き出す時に手数料がかかってしまいます。手数料でせっかく得られた利益が減ってしまうともったいないですよね。

ですので、できるだけ手数料がかからない事業者で投資を行うのが大切です。

口座が管理しにくい

ソーシャルレンディング投資を行う事業者が複数ある場合、それぞれ口座を開設して管理していく必要があります。事業者の口座から別の事業者の口座にお金を移す時には、銀行などの口座を経由する必要があるのです。

事業者の口座にあるお金を使って、ほかの事業者の案件に投資することもできません。

そのため、口座の管理はやや面倒と言えるでしょう。

貸付先の詳細がわからないことがある

ソーシャルレンディングに貸付先の詳細情報を必ず開示しなければならないという決まりはありません。そもそも2019年初頭まで貸付先の詳細情報を開示するのは金融庁から禁止されていました。これを匿名化といいます。

匿名化が解除されて貸付先の詳細情報を開示する事業者が増えてきましたが、開示していない事業者が多いのも事実です。借り手企業が詳細な情報が開示されるのを嫌うことがあるからです。

とはいえ、ソーシャルレンディングで投資をする側としては借り手の詳細情報が開示されていたほうが安心です。詳細情報をもとに案件の安全性を評価することができるからです。

そのため、貸付先の詳細情報を開示している事業者から投資するのがおすすめです。

まとめ

新人 みのり
新人 みのり
あれ? 結局何がメリットで何がデメリットなんでしたっけ?
編集長 わさ
編集長 わさ
長くなっちゃったからそろそろまとめてみよっか!

ソーシャルレンディングには以下のようなメリットがあります。

  1. 利回りが高い
  2. 手軽に投資できる
  3. リスクが低い
  4. 初心者でも安定的に利益が得られる
  5. 少額から投資が始められる
  6. 投資家同士が競い合う必要がない

一方、ソーシャルレンディングには以下のようなデメリットもあります。

  1. 高い利益を出しにくい
  2. 流動性が低い
  3. お金が返ってこないリスクがある
  4. お金が予定どおりに帰ってこないことがある
  5. 手数料がかかる
  6. 口座が管理しにくい
  7. 貸付先の詳細がわからないことがある
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